今年も早いもので、既に黄金週間に突入してしまった。本当に月日時間が経つのが早過ぎて嫌気がさしてくる。
と、文句を言っても埒が明かないので、日々を大切に生きていこうと思う。
しかし、長期休暇も嬉しいが、どうも生活のリズムが崩れてしまうところが痛いところだ。まあ、やる事が盛り沢山なので、連休ボケする事は例年無いが。
といったところで今回のお題の本題に入ります。
連休の初日は先週届いたBMTの部品の組み込み作業、前輪の作成を行った。前輪の作成記事については、画像容量の関係から別記事となる。まずは、56ー59号に付属したパーツの組み込み作業を行う。最近はエンジン周りの組立てが主となる。今回もそうだ。
まずは、前回まで出来上がっているエンジン。
今回の組立ては、画像右下部分のクラッチ関連の組立て作業となる。
今回組立て箇所を拡大すると左画像の通り。今回の組立てが終了するとこの部分は部品で隠れて外見は全く見れなくなる。見えないから何か問題あるかというとそんな事は無いが。
まずは、56号で届いたパーツの取り付けから行う。
56号ではフライホイール、パイロットシャフトが付属していた。フライホイールは、スチール製で大きさからすると意外な重量がある。そして淵部分はギザギザとなっている。この構造だと外部スタータを使用してのエンジン始動ができる。
組立て工程に入る。とは言ってもここの組立ては簡単ですぐに終わる。
まずは、エンジンから突出しているクランクシャフトのねじ切り部分を専用クリーナを染込ませた布で拭き、脱脂する。
その後、クランクシャフトにフライホイールを通し、パイロットシャフトを取り付けるねじ切り部分にネジロック剤を塗布する。ネジロック剤を少し塗布し過ぎたような。
パイロットシャフトを取り付けて56号分の組立ては完了となる。
この部分は動力を伝えたり、安定したエンジンの回転に重要な役割を果たすので、しっかりとねじ込む必要がある。
次は57号で届いたクラッチシューの取り付けを行う。
このクラッチシューは上記で組み込んだフライホイールの突出部に取り付けられ、普段はバネで閉じているが、エンジンの回転数が増える事で開き、次で組み込むクラッチベルに接し、動力を伝える事ができるようになるという小さいながらも非常に重要なパーツとなる。
ちなみにこのクラッチシューには様々な形状がある。
組立て工程に入る。とはいってもここも簡単だ。
まずは、フライホイールの突出部2本にクラッチシューの穴を合わし、はめ込む。これでほぼ、ここの組立ては完了だ。
そして、Eリングでとめる。
このEリングが意外に硬くて取り付けるのに苦労した。
それ以外はかなり簡単というか・・・これのみの組立てだったら少し物足りなかった事だろうと思う。
これで57号分の組立ても完了となる。
次に58号で届いたパーツクラッチベル関連のパーツを組み込む。
この号ではパーツ点数が多かったが、ほとんどがワッシャーばかりのワッシャーのオンパレードだ。
ちなみにクラッチベルから時計回りにニードルローラーベアリング、ワッシャー(黒)、アルミカラー2枚、リテーリングワッシャー、トリミングワッシャー、ビスとなる。
ここから組立て工程に入る。
まずは、クランクシャフトにトリミングワッシャー、ニードルローラーベアリングを通す。書籍の説明では、ニードルローラーベアリングに注油すると記載されていたが、何と無かった為に今回は省略した。完成前に注油したいと思う。
やはり、ベアリング専用の物が良いのだろうか、それともクレ5‐56等でも良いのだろうか?
まあ、後々の事も感がえてベアリング専用のオイルを買っておくのもありかとも思う。
上記で取り付けたニドールローラーベアリングにクラッチベルを通す。
これを組み込んだところでようやくエンジンがエンジンらしく見えるようになってきた。
次にアルミワッシャー2枚をクランクシャフトに通す。
アルミワッシャー1枚はニードルローラーベアリングに接する形となる。クランクシャフトの出ている部分が残り僅かなので、このクラッチベルが上にくるようにして作業すると組み込みが楽だ。
リテーリングワッシャーを通す。もうここまでくるとクラッチベルが上にくるようにして作業しないと取り付け不可な状態だ。
最後にワッシャー(黒)を通したビスでクランクシャフトの先端のネジ穴にねじ込む。ここでは、ネジロック剤の使用するように説明されていたが、いずれ、ニードルローラーベアリングに注油する事を考慮し、今回はネジロック剤を使用しないで取り付けた。
ネジしめ時のワッシャの位置によってクラッチベルの動作に異常をきたす事があった。ちゃんとネジ込んだ後に手でクラッチベルが簡単に回せる位でないと実際にエンジンを動作させた時に事故が生じる可能性もあるので、しっかりと調整する必要がありそうだ。
これで58号の組立てが完了し、クラッチ部分が完成した事になる。
このタイトルでは最後になる59号の組立てに入ろうと思う。
59号ではマニホールド関連のパーツが付属していた。
部品名称は左からマニホールド、ビス2本、ガスケット、ワッシャーだ。ちなみにワッシャーはスプリングワッシャーと言う特別な形状のものだ。
エンジンの排気の開口部の反対側からビスを差し込む事になる。
ビス2本にスプリングワッシャーを通し、いざネジ穴に挿し込む。
これからビスに通すガスケットにアフターランオイルを塗布する。こうする事で密閉性がアップする。
ガスケットをビスに通したところ。
ガスケットのネジ穴が小さく、ビスを回しながらでないと取り付ける事ができなかった。しかし、この方が安定性はしっかりする事だろう。
最後にマニホールドを取り付けて、このタイトルの組立ては完了となる。
しかし、本当にそれらしい形になってきた。
やはり、ジップロックに入れて保存する。
ちなみにジップロック保存の際は極力空気を抜いておく方がよいだろう。
前輪の組立て記事については、また別でアップしたいと思います。
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