毎月購読している4雑誌の紹介です。普段は到着時点でアップしているのですが、今回は時間の都合上、読み終えてからのアップになりました。
まずは、ニュートンプレス発行のNewton。
イメージ 1今号では、国内の電力不足を示唆してか「電力と新エネルギー」という特集が組まれていた。内容的には、新エネルギーの長所と短所が細かく明記されている内容であった。個人的に目を引いたのは、宇宙空間でソーラー発電を行い、電力無線で地上に送るというもの。こんな事が可能なのかと思ったが、読んでいると原理的に可能そうな感じもした。しかし、無線で電力を送るにあたり、何かしらの影響はないのか?一番気になるのが、渡り鳥の渡りに影響しないかとか、回遊魚の回遊に影響しないかとか・・・人間主体で考えているが、その他、地球に住む生物にも配慮する必要がこれからの時代は必要だろう。
個人的には未来の新エネルギーもいいが、電力不足がおきているのは今現在であり、その為の対処法、例えば、自宅でできる省エネみたいな感じの記事も盛り込んで欲しかった。その点が欠けているのが非常に残念なところだ。
 
また、宇宙に興味のある私にとっては「志願線で見る銀河の進化」は非常に有意義な特集だった。私の今現状の設備では月、惑星の画像を得るのが精一杯だが、いずれは、記事のなかの画像は得られないまでも銀河、星雲の画像を得たいものだ。
 
イメージ 2次は、日経サイイエンス社発行の日経サイエンス。
 
こちらは表紙からして宇宙ネタと、もし購読して無くても購入していただろうと思います。
うねる銀河系、銀河系が一様でなく、形状が変化しているという内容で、それが暗黒物質(ダークマター)が密接に関わっているという内容だ。なかなか興味深い内容であった。
 
その他、私が興味を示したのは「がんワクチン新時代」だ。今、がんの治療と言えば、外科手術、化学療法、放射線療法だが、このがんワクチンが確立されれば、上記の不愉快な治療を行わなくてもがんを治療できるようになるというものだ。モロがん家系で、がんになる可能性の高い私にとっては非常に朗報だ。しかし、私ががんになるまでに国内でこの治療法が主流になっているか、それが問題だ。
 
今月からなぜか「natureダイジェスト」の内容が少々盛り込まれるようになった。
 
 
 
イメージ 3次にネイチャー・ジャパン発行の「natureダイジェスト」です。
科学系のノーベル賞で国内受賞者がいなかったのは残念なところですが、ノーベル医学生理学賞受賞のRalph Steinman氏が受賞発表の3日前に亡くなっていたというのが、非常に残念な事だ。ちなみにノーベル賞は故人への受賞はないが、今回は異例の受賞となった。
 
しかし、上記3冊の雑誌でやはり光速より速いニュートリノの話題は盛り上がりを見せている。現在では光速より早い速度は無いとされているが、もし、光速より速い物質が発見されようものなら物理学会は大きな打撃を受ける事であろう。今後この話題がどのように進んでいくか非常に楽しみなところだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 4最後に日経ナショナルジオグラフィック社発行の「ナショナルジオグラフィック日本語版」、表紙は獲物を狙うような目つきのトラであるが、この強そうな姿をしていても絶滅危惧種だ。原因は何をかくそう人間活動だ。
 
今回はこの雑誌では初めて今年3月11日の大地震について触れられていた。場所は福島原発周辺だ。見た目の影響は東北ほどではないが、見えない影響が大きく、人間が全くいない商店街等の写真は非常に心を痛めるところだ。
 
今後、この地域はどうなっていくのか、非常に心配なところであるが、チェルノブイリでは放射線に強い動物(例えばシカ)が元気にしている写真を見た事がある。この地域も今後このように野生に返っていくのか、それを見守っていく必要があるだろう。
 
 
 
 
 
今回は以上となります。
 
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