昨日は東京上野で開催されている「マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝」を観覧してきました。何度かTVCMでも見たような気がしますが、それ以前から訪問しようと予定していた展覧会でした。
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感想はと申しますと、よくわかりません良かったです。
 
しかし、どうしてか、今年になって訪問している美術展、「大エルミタージュ美術館展」、「ベルリン国立美術館展」に比べるとどうも劣ってしまう感じがしました。
 
しかし、入場に20分、今回の主役である「真珠の耳飾の少女」を観覧するのに30分の時間を要しました。
 
どうも「ベルリン国立美術館展」で見た「真珠の首飾りの少女」に比べると・・・な感じです。しかし、両方とも作者は一緒でヨハネス フェルメールなんですよね。そう言われてみれば、明暗のつけ方、影のつけ方等を見るとそんな感じもしないわけではない。なぜに、ここまで違いが出るのか?バックの風景によるものだろうか?非常に不思議な感じを覚えさせます。
 
こう考えるのが美術の楽しみ方なのだろうか、そもそも美術に疎い私ではあるが、色々考察すると面白いものかもしれない。
 
しかし、考えてみれば同じ作者の絵であるが一方はドイツで、一方はオランダにある絵が東京上野に集結しているという事は、かなり凄いことなのではないだろうか?意図があってのものなのか?それとも偶然か?それも両美術展の主役的存在となっている。非常に意味深い感じがします。しかも両方とも真珠だし。
 
さて、今回の美術展の中で印象的だったものと言えば、聖母被昇天(下絵)である。どこかで見覚えのある絵でしたが、解説を見たところ、「フランダースの犬」の最後の場面で登場した絵でした。そうか、納得って感じでした。
 
また、「牡蠣を食べる娘」ですが、こちらは絵もなかなか魅力的なのですが、図録の解説が最高でした。おい、塩かけすぎだぞって、そもそも若すぎるだろう!!な感じでした。よくわかりませんね。であれば見てみてください。
 
私としては今回訪問した東京都美術館で開催されている「マウリッツハイス美術館展」と西洋美術館で開催されている「ベルリン国立美術館展」はセットで見る事をお薦めします。同日だと疲弊するので、気をつけてください。
また、美術館は非常に"寒い"のでお気をつけください。
 
イメージ 2さて、例の如くというか、何ていうか、図録は購入しましたよ。
 
美術展の図録は一作ごとに丁寧な解説があり、実際ものを見るのも楽しいですが、図録そのものを読むのもなかなか楽しめるものです。
 
特にこういうものに疎い者(私を含め)にとっては、実際、作者がどのような意図で、感情で、状況でこの絵を描いたか等、多々の情報を仕入れる事ができます。
 
やはり、実物を見た後は、図録でさらに知識を深める。
これが展覧会等の楽しみ方の醍醐味と思っております。
 
 
 
 
今回は以上です。
 
次回は六本木ヒルズ、森アーツセンターギャラリーで開催されている「大英博物館 古代エジプト展」を訪問予定です。
 
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