イメージ 1昨日は東京上野の国立科学博物館で開催中の「特別展 元素のふしぎ」(参照サイト:http://www.tbs.co.jp/genso-ten/)を訪問してきました。
 
前々から言っている通り、元素の展覧会ってどんなもんだい?って感じで興味津々で訪問しましたが、いや、なかなかこれが面白い!!東京エレクトロンもなかなかやるなと思わせる展覧会でした。
 
まずは、プロローグとして、「世界のすべては元素でできている?!」と題して、普段はあまり触れる事のない元素の導入から入って、次に元素の成り立ちから、普段、触れている何気ない物(宇宙、人、動物、植物、食物)の全ての元は元素である事の紹介、そして化学の歴史として、古代世界は4種の元素からできている(空気)から錬金術、現在の周期律表ができるまでを紹介しています。
 
その次に今回の展覧会のメインテーマである現在発見されている118種類の元素の紹介とそれぞれの体験ゾーンに移ります。118種類の元素の紹介については、展示できるものについてはその元素単体の展示(気体、液体、固体)が展示
イメージ 4されております。また、その元素を含む鉱物やその元素を使用して作られる人工物も展示されておりました。さすがに118種類あるので、全てを見るのはなかなか大変なものでした。
 
そして、テーマが付けられた展示として「宝石の元素」、「人工宝石の元素」、「光と元素」、「超高純度シリコン単結晶」、「元素冷蔵庫」等々がありました。
 
また、体験コーナーとしては「合金と元素」として合金と触って違いと探るコーナーでは、触ってみたけど、その違いは触っただけではなかなか判別がつかない事を理解し、そもそも手油でベタベタになってて汚い感じを覚えたから、「元素の重さ比較」として、金、銀、銅、アルミニウムの塊を持ち上げて重さを知るコーナー、ここでは金は本当に重かった、しかし、持ち帰りたかった・・・と思わされ、「元素の音比較」ではアルミニウム、鉄、チタン、銅の長さの異なる棒を叩き、その音を比較できます。
 
また、見るコーナーでは和洋の絵で使用されてきた色とそれを作るために、使用された元素、鉱物の紹介がされておりました。最後に「レアメタル」関連の体験コーナーへと続きます。
 
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会場内案内、その裏には最新の元素周期表が掲載されています。
 
こちらは会場内で配られています。
 
 
 
 
「特別展 元素のふしぎ」のパンフです。
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展覧会に行く前に上野駅構内のチケット売り場にて入手。
 
上記パンフを見てもお分かりのようになかなかシックな感じの展示でした。なかなか演出が最高な感じでした。これは、科博のみでは、再現不可能な感じですね。なかなか見やすい展示でした。
 
総評としてこの展覧会は私のように科学に興味があり、普段から科学に接していて、それなりに知識がある者のみならず、万人が楽しめる展覧会だと思いました。訪問者を見ているとどうも科学には無頓着だなと思われる発言をしている方々も見られました。しかし、この展覧会に足を運んだという事はなんかしらの興味があり、訪問したものだと思われ、この展覧会をきっかけに多少でも科学への興味を持ってもらえればと思う次第です。
 
科学と言えば、4分野(化学、物理学、生物学、地学)に分かれますが、その4分野で切っても切れない関係にある元素。それをこのような展覧会で勉強でき、体験でき、そして、楽しめる機会はそうそうないものです。興味が無くても行けば、それなりに楽しめる展覧会だと思います。この記事を見てちょっとでもその気になったら行くべき展覧会だと思います。10月8日(月・祝)まで開催しております。
 
イメージ 9そして、いつものごとく、展覧会図録、ガイドブック購入のコーナーです。今回はガイドブック付入場券を購入できたので、販売コーナーでの購入はしませんでしたが、以前にどこかのブログのこの展覧会の記事で残念なガイドブックと酷評されておりましたが、その答えがわかりました。
 
なんとB5版の半分の大きさ、そしてページ数はなんと63ページとかなり残念な感じ。そして、価格は¥1,200とちょっと高価。いや、久々にダメダメ感溢れるガイドブックでした。ここまでダメダメ感満載なガイドブックは以前に東京タワーで開催された「大恐竜展 in 東京タワー」のガイドブック以来でしょうか。しかし、この恐竜展のガイドブックはさらにダメダメ感満載でしたが・・・。
 
展覧会が展覧会だけに価格はもっと高くて良いので、もっと凝ったガイドブックを作って欲しかった、ちょっと勿体無い感じのガイドブックでした。
 
 
 
 
 
これで「特別展 元素のふしぎ」の訪問記は終わりです。次に行くべき展覧会は、ブリヂストン美術館で開催中の「ドビュッシー、音楽と美術 ― 印象派と象徴派のあいだで」を訪問予定です。こちらは10月14日(日)まで開催中ですので、少し余裕があります。また、行く前に行くぞ!!記事をアップします。
 
話変わりますが、東京文化会館の屋外喫煙近くにあるイチョウに銀杏がいっぱいなってました。
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もう「秋酣」ですね。
 
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