
さて、今回の恐竜博では、例年の通り、日本初公開の化石等が多数展示されておりました。展示ブースも①起源、②植物食、③飛翔、④水中進出、⑤赤ちゃん、⑥恒温、⑦鳴き声といった内容で、恐竜の進化に関する内容なのか、それとも生体そのものに関する内容のものなのか、少し戸惑わせる内容が多々とありましたが、その各内容においては、最新の研究の成果を取り入れて、かなり分かりやすく展示されておりました。
全体的な感想を述べると科博で開催される恐竜展にしては、展示数、展示エリアともに少ない展示内容のような気がしましたが、最新の研究の成果を知れるという事で言うと個人的にはかなり参考になる内容でした。
今回の目玉の展示であるスピノサウルスは、かなりの人気を評しており、展示ブースは結構な人盛りでした。同じ部屋に展示されていたティラノサウルスが脇役的な存在になってしまっているのが少し可哀想な気がする展示ブースでした。細かくはこの下から開始し、Vol.7まで、展示物の写真を含めた感じで紹介して行こうと思います。
「恐竜博2016」は6月12日(日)までの開催となっております。訪問予定の方はお早目に。最終日間近の土日はかなりの混雑が予想されます。といっても平日は、今日と明日しかないのか・・・。
詳細は「恐竜博2016」特設サイトhttp://dino2016.jp/をご覧ください。
細かい解説に入る前に展覧会図録の紹介です。

価格は2,000円でした。
他に子供向けの「恐竜博2016×小学館の図鑑NEO 『恐竜ガイドブック』」も販売してまいました。
購入はしていませんが、B6版24ページ、フルカラーで価格は600円でした。
さて、ここから細かい解説に入りたいと思います。ここでは①起源から②植物食の途中までを紹介します。では、①起源から入ります。


見た目は二足歩行を行っていたようで恐竜に見えるかもしれませんが、恐竜の祖先となる爬虫類という分類になっています。数多くの恐竜展を訪問しているので、過去にも何度か見た事がある重要なポジションの爬虫類です。

現在、恐竜として分類されている中で最も古い化石です。爬虫類と恐竜の違いは、寛骨臼が貫通している(恐竜)、貫通していない(爬虫類)です。

エオドロマエウスと同じ地層から発見された最初期の恐竜の一つです。ラプトルは略奪者という意味です。下あごに歯が無いのが特徴です。

歯に特徴があり、先端に哺乳類の切歯のような歯、次に先端の尖った犬歯のような歯、その後ろに植物をすりつぶすのに適した形の葉を持つ。これが属名の由来となり、異なる(Hetero)歯(donto)トカゲ(saurus)。
②植物食

ここでは植物食について、その当時、生息していた植物の化石の展示についてアップします。三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の順になります。

シダ植物が主要を成し、一部の裸子植物が存在する時代です。

裸子植物がじょじょに繁栄していく時代です。

シダ植物、裸子植物に加え、花の咲く植物が登場する時期です。
Vol.1は以上となります。
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